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空腹感による食べ方と健康

動物の食べ方と排泄物を見ると食べ方の大切さが解る、と言われています。
例えば、鶏はいつも餌をついばんでいます。
餌をついばんでから排泄するまでの時間はわずか約3時間、空腹を満たすために常についばむ習性があるのです。

豚も皆さんの多くがイメージを持っているように、いつも何か食べています。
食べている、ということは空腹感があるということを指し、豚の場合は餌を食べてから平均8時間で排泄します。
鶏と豚に共通していることは、ほとんど噛まずに丸飲みで燕下しているということです。
ゆっくりと噛むことができない、鶏と豚の動作はいつも落ち着きが無い気がしませんか。
食べているか眠っているか、目を覚ましている間は、目線は常に食べ物を追っています。

牛は常に反芻しており、口をいつも「もごもご」と動かしよだれを流しながら、一度飲み下した食物をまた口の中に戻し、かみ直す習性があります。
反芻しているときは精神状態も落ち着いているときであり、反芻しながら走ったりすることはありません。
そんな牛の、食べてから排泄するまでの時間は長く、24時間〜30時間必要であると言われています。

排泄物の総窒素量が低いほど高い吸収率と判断されます。
排泄物の窒素量は鶏が一番多く、次ぎに豚、牛と続きます。
一番少ない牛は、時間をかけて反芻しながら食べることで、消化吸収を助けているのです。

鶏や豚はもったいない食べ方が身についてしまっていると言えますが、消化吸収の機能に違いもあり、今さら変えることはできません。
動物もゆっくりと時間をかけて摂取していることが健康な吸収に結びつくのです。
同じように人間も、慌しい食べ方ではなく、ゆっくりと時間をかけることで消化と吸収のバランスが取られ、唾液が助ける消化の分泌量が安定します。

早食いをすると満腹中枢が刺激されるまでに時間がかかり、空腹感が拭えず肥満にもつながる、とも言われていますが、この点からも人間の体はゆっくりと食事をするようにできているのです。


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